この記事はキミコエ Advent Calendar 2019、12/19(木)分の記事です。
みなさんこんにちは。コトダマ部員の鳥丸です。
はてさて、今回の「それぞれのコトダマ」はあやめ編。
全7編中の六つ目になりますので、過去回もあわせてご覧いただけますと幸いです。
==<はじめに>========
◆映画本編を観た前提の内容です。
◆二次創作ですので、本来の設定やストーリーとは一切関わりません。
◆賛否ふくめ、Twitterなどで感想をいただけると大変喜びます。
その際は #コトダマ部 をお忘れなく!
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それでは始まります〜↓↓↓↓↓↓
「そういやお前との出会いはあのクレームみたいなメールがきっかけだったんだよなー」
「クレ……! あれはMCがサッパリなあなたたちが悪いんですよ⁉︎ それを厄介扱いだなんて、まったく今どきの若いモンは!」
「オッサンかよ。タメだろ。でも、なぎさだけはどうすべきかってすげー悩んでたんだぜ? 俺はほっとこうぜって言ったんだけどなー」
「全然返事がなかったのは無視してたのではなく?」
「んなわけねーだろ。なぎさも初めてのことでパニクってたんじゃん? だからこそ俺と雫に相談してきたんだろうし」
「ですが、あなたは無視すべき、と。まったく……そんな中、ラジオを良くしたいという私の一心を気に留めてくれたなぎささんには感謝せねば。さすが、乙葉ちんも認めたコトダマの力というものですか」
「……いや、コトダマなんかねーよ」
「またまた。あなたも頑固ですね」
「そうじゃない。そんな不思議な力なんかなくても、あいつにはわかるんだろ。俺たちの本当の気持ち……みたいなもんが。なぎさはそういうことに気づけるんだよ。優しいやつなんだよ」
「かえでさん……。確かに、なぎささんのあのスキルは天性のものですね。ラジオの仕事、確実に向いてますよ。ただ、……あなたに馬鹿真面目なことを言われるとなんだか腹が立ちますね」
「お、オマエなあ……!」
「ま、こちとら善意をクレーム呼ばわりされたのですから。これでおあいこということで」
「ちぇっ。でも俺ら、もしかしたら案外似た者同士なのかもな」
「ハぁッ⁉︎ いったいどこが……」
「気持ち伝えるのヘタクソコンビってことだよ。ほら、そんななぎさ様の誕生日サプライズ、仕込み行くぞ!」
「ちょっと、そんな大声で言うんじゃありません! バレますよ! もうッ!」
それにしても、みんなの誕生日っていつなんでしょうね〜。
次回の「それぞれのコトダマ」は12/23(月)、最後はなぎさ編になります。……が、なぎさは出てこない(^^;)
お楽しみに〜